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虫歯を1年放置するとどうなる?進行度とリスクを徹底解説

「痛みがないから大丈夫」と思って虫歯をそのままにしていませんか?虫歯は自然に治ることはなく、放置することで確実に進行します。1年という期間は短いようで長く、虫歯がC1(初期)からC2、さらにはC3へ進行してしまう可能性も十分にあります。この記事では、虫歯を1年間放置した場合に起こり得る進行度やリスク、治療の選択肢について詳しく解説します。

虫歯の進行スピードと1年放置の影響

虫歯の進行スピードは、生活習慣や体質、歯磨きの習慣などによって異なります。しかし一般的には、初期の虫歯を1年間放置すれば、以下のように進行している可能性があります。

- C1(エナメル質まで) → C2(象牙質まで)へ進行
- C2 → C3(神経まで)に近づくこともある
- 進行が早い人では、強い痛みや歯ぐきの腫れが出るケースもある

「痛みがない=進行していない」わけではありません。神経がまだ侵されていない段階では症状が出にくいため、気づかないうちに進行していることが多いのです。

1年放置した虫歯の症状

1年放置した虫歯では、以下のような症状が見られることがあります。

- 歯の表面に黒い点や変色が広がっている
- 甘いものや冷たいものでしみる
- 歯の表面に小さな穴が空いている
- 食べ物が詰まりやすい
- 口臭が気になる

これらはC2のサインであり、放置すれば神経に到達してC3へ進行してしまいます。

放置するとどうなる?

虫歯を1年間放置することによるリスクは以下の通りです。

- 進行して治療が大掛かりになる
- 歯を失う可能性が高まる
- 隣の歯や歯ぐきに影響
- 全身への悪影響

治療方法と選択肢

1年間放置した虫歯でも、多くの場合は治療が可能です。

- C1〜C2の場合:削ってレジンやインレーで修復
- C3の場合:根管治療が必要になり、クラウンをかぶせる
- C4の場合:抜歯が必要になり、インプラントやブリッジ、入れ歯で補う

早めの受診が重要

虫歯を1年放置しても「まだ痛くないから大丈夫」と思う方が多いですが、それは誤解です。症状が軽いうちに受診すれば治療の範囲は小さく済みますが、進行すれば治療が複雑になり、時間・費用・痛みの負担も大きくなります

虫歯を1年放置してしまった方も、今すぐ歯科医院で相談しましょう

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まとめ

虫歯を1年放置すると、初期のC1からC2、さらにC3へと進行する危険性があります。痛みがなくても進行していることが多く、黒ずみや穴、しみる症状が出ている場合はすでに治療が必要な段階です。C2までであれば比較的軽い治療で済みますが、C3以降は根管治療や抜歯が必要になる可能性が高まります。放置期間が1年であっても、今すぐ受診することで歯を守れる可能性があります。

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記事監修 日吉ストーク歯科院長 中川翔太